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また果蔬の絵です(井上)

「また果蔬類の絵です」「アケビ」SM号 ぼくの住んでいる三田の山の中ではイノシシとウリ坊たち、それにタヌキ、キツネ、イタチ、リスなど小動物たちによく会いますが、動物や鳥たちだけでなく、秋にはアケビがあちこち紫色の実を成らせます。アケビは春になると小さい紫色の花の房をつけたものが現れて、秋になったらどれほどの実を成らせるかと期待を持たせます。でも実になるのはそのうち僅かで、自然交配が難しいようです。...

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3月は「桜」シリーズです(吉田)

 3月は「桜」シリーズです。桜はなぜ人の心を乱すのでしょう。毎年、桜のシーズンがくると妙に胸騒ぎがして、今年はどこへ行こうかと思いをめぐらせるのも楽しいものです。 うっすらと淡いピンクの雲海は日本画には格好の画材です。しかし油彩ではこの艶やかでなまめかしい色調はなかなか表現できません。だからどうしても一工夫する必要があります。だからといって様式美に走ったり、奇抜な構図を取りたくない。いろんな試行錯...

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今回も果蔬類です(井上)

「南京」 F6号 今回、改めて果疏類の自分の絵を調べてみて驚いたのは南京類の絵が多いことです。色も形も絵になるからでしょう。もちろん味もいいしね。年輩の方はご存じのように戦前、戦後の南京は総じて水っぽかったけど、最近の南京はどれもホコホコして、どんな料理にも合うようになりましたね。 ここに描いた南京は緑だけど、単純な形でありながら充実感がいいです。その色と形に惚れてバックを工夫しました。この緑の色...

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今回は「井上和雄君」です(吉田)

 今回は「井上和雄君」です。①井上和雄君との出会いは、僕が天王寺中学へ一年の六月に転入生として入った時だった。彼は学級委員長として僕を出迎えてくれ、座席へ案内し「何か分からないことがあったら言って下さい」と礼儀正しく席に戻って行った。まるで絵に描いたような優等生だった。 当然クラスメートからの信頼は厚く一目置かれていた。そればかりかこの長身で痩せて色白の美少年は教師たちから〝貴公子〟と囁かれていた...

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果蔬の絵(井上)

 明けましておめでとうございます。 今年のお正月は気温も比較的高く、穏やかな日を迎えました。皆さまも、いいお正月をお迎えのことと思います。 僕らは昨年喜寿を迎え、今年は二人とも78歳になります。傘寿が目の前という年齢に来ました。日ごろは年齢のことなど忘れていますが、こうやって節目の折には、もうそんな歳になるのかと思い知らされます。 とはいえ、未だに年齢のことは構っておれない気持ちは相も変わらずです...

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自然に目覚めた頃の絵(吉田)

 吉田の今回のテーマは「自然に目覚めた頃」です。①「北海道・層雲峡」10号F 26歳の大学院生の時、井上君と北海道で自然を描いたその時から、僕達の新しい絵画人生が始まりました。制作はアトリエでするものだったのに、大自然がアトリエに変わったのです。なぜあの時、突然自然が僕達の心に大きな感動を与えたのか、未だに分りません。とにかくあの瞬間、絵心が溢れ出るように湧いてきたことだけは確かでした。それも何という...

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もう一度、お魚です(井上)

もう一度、お魚にしました。俺も出してくれという魚がまだ居ました。可愛い奴らです。見てやってください。①「ハゲとサザエ」 F8号 このハゲはウマヅラハゲですが、愛嬌のある顔をしていますね。自分から名乗り出るだけのことはあるでしょ。こんな顔をして、海の中を泳いでると想像するだけでも愉快ですね。これも刺身にしても美味いし、煮つけにもいいです。ただ一尾だけではちょっと寂しそうなので、サザエを加えました。サ...

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紅葉の絵です(吉田)

 今回は季節にちなんで「紅葉」にしましよう。近年、京都や奈良の寺院は桜と紅葉がとりわけ美しい。どうやら観光名所になるための配慮らしいけど、そのお陰で美しい景色が楽しめます。①「南禅寺」20号F 紙・パステル+油彩 この三門附近の紅葉は見事で何度も通ったものです。この日は観光客の邪魔にならぬよう朝早くから描いていたら、門の向こうから大声で何か叫んでいる。カメラの邪魔になるからのいてくれと言うのです。そ...

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またお魚です(井上)

 ①「チヌ」 F8号 今回もお魚です。今回の最初はチヌ。クロダイのことです。大阪湾は「茅渟の海」(ちぬのうみ)とも呼ばれますが、大阪湾でよく釣れる魚です。じつは僕は絵に使う魚としては一番チヌが好きなんです。たしかに面構えということになると本鯛には負けるのですが、何といってもその色合いが微妙なんです。この色合いは、もうぼくの好みと云っていいものだけど、頭から尾鰭に至るまで好きです。いい色、しやがって...

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私が影響を受けた画家たち(吉田)

今回は私が影響を受けた画家たちについて簡単にのべましょう。①雪舟 「山水長巻」より 中高時代は、天王寺にある市立美術館のすぐ側に住んでいたので、せっせと通ったものです。昭和三十年前後は、独立・行動・国画・春陽といった公募展が最も華やかな時代でした。たとえば独立展では林武、児島善三郎、海老原喜之助などの作品に胸躍らせました。 その頃古本屋で雪舟の『山水長巻』の縮小版を手に入れたのです。長さ10m以上もあ...

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