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記事一覧

長崎シリーズ(吉田)

      「長崎シリーズ」①「異人館」15号F 長崎といえばまず長崎チャンポンが浮かんできます。でもそれは中華料理ではなく長崎の風景なのです。チャンポンとは新しい物と旧い物がごちゃまぜになっている様をいうとすれば、初めて長崎を見た時の風景がまさにそれでした。50年前の長崎にはまだ異人館があちこちに点在していて、それも修復されずに朽ちる寸前のものがほとんどでした。この絵はその奇妙なチャンポンな気分で描い...

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お城シリーズ3(井上)

お城シリーズ3 これでお城シリーズは一応終わりますが、お城は日本の歴史が思い起されて、訪れるだけでもいいものですね。それを絵にすることで、なお一層、歴史が身近に感じられるのも絵を描く余得とでもいうものでしょうか。1.松江城 F30号 今年の個展で松江城の絵を出しました。お城シリーズなので、ここでも次にもう一度載せますが、この松江城は2001年に描いています。30号で縦の構図にしています。いまから見...

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古くて懐かしい作品(吉田)

今回は古くて懐かしい作品です。 風景絵画を描くために井上君と共に旅に出るようになったのはもう50年以上昔です。あの頃は天然のアトリエの元でしか描けなかった。家で作品に手を入れると必ずダメになってしまう。現場の空気が消えてしまうからです。そんなわけで手付かずの作品が未完のまま山積みされていきました。ここに出したのはその中でも未完成だからこそ面白味が残っていると思われるものです。①鹿児島の住宅街(1967年)...

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お城シリーズ2(井上)

お城シリーズ2お城シリーズ2 今回もお城の絵です。今回、あらためて倉庫の絵を整理してみたら、お城の絵があらたに見つかりました。それで、あと2回続けることにしました。1.丸岡城 F20号 このお城は越前にあって、残存する日本最古のお城ではないかと云われているものです。戦国時代、この一帯は柴田勝家が支配していて、勝家の甥の勝豊が築いたものだと云われていますが、城壁が自然石をそのまま組み合わせた、いわゆ...

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魚シリーズ(吉田)

         「魚シリーズ」 魚の絵を棚から探し出して眺めてみるとなかなか面白いものがありましたので並べてみました。①鯛ー1   12号F これは頭の部分は京都の錦市場で買ってきたものです。王者の風格がなかなか出なくて困った覚えがあります。赤いバックはエナメルを塗ってやっと収まりがつきました。②鯛ー2  12号F これは前作よりもっと穏やかな鯛です。描いているうちに鯛がまるで人格を持っているような気がし...

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お城シリーズ(井上)

お城シリーズ 1 これからお城のシリーズを2回にわけて載せます。僕らが日本国中、風景を描いて廻り始めたのは何よりも山を巡ってのことでした。しかし山はなかなか姿を見せてくれない。姿を見せてもすぐ雲に隠れてしまうことが多いのです。それで、山が見えない時は海に出て描いたりしたのですが、そのうちぼくは神社仏閣も雨よけのために描き始めました。そのうち神社仏閣は僕のお好みの題材になったのですが、そういう建物と...

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2018年9月 それぞれの個展ー吉田脩二

2018年9月 それぞれの個展 吉田脩二  『桜島シリーズ』 これまで信州シリーズ(2015)、大山シリーズ(2016)、紅葉シリーズ(2017)と続いてきましたが、今年は桜島シリーズです(A室)。桜島は1968年の作品がありますからちょうど50年になります。必死の思いで城山や溶岩道路から現場制作をしたものです。ここに載せた12枚は現場から離れて、自分の中に湧き上がってきた桜島です。 実にさまざまな様式が用いられてい...

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2018年9月 それぞれの個展ー井上和雄

     ごあいさつ  人生100年の時代がやってきたという話に肝心の高齢者はついていけません。「縁側で日向ぼっこしていたらコロリと死んで大往生」というのが理想だなんて遠い昔の話です。 退職後の長すぎる第二の人生をどう過ごせばいいのか、そんなこと誰も教えてくれなかった。つらつら考えてみるにむしろ私たちこそが先達なのです。まぁ何と厄介な時期に生まれたものでしょう。結局「職業」や「学歴」...

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俳句と絵のコラボ 3 (吉田) 

       「俳句と絵のコラボ」3〇九月『歩きつづける彼岸花咲きつづける』(山頭火) 4号大  お彼岸になると田畑の畔に突然、火山のようにこの花が湧き起こります。葉も持たず突如として咲き乱れ、そしてあっという間に消えていく。あの花は花ではない。あれは女の業が咲いたものだ。 山口百恵が「曼殊沙華」で、〝恋する女は罪作り 命すべてをもやし尽くすの〟〝あなたへの想い どこまで行ったら止まるのかしら そん...

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佐渡が島風景(井上)

   佐渡が島の絵 今回は佐渡が島の絵をアップします。裏書を見ると2007年の夏ですから、もう10年以上前に佐渡に行ったものです。行くまでほとんど予備知識もなく行ってびっくりしました。その文化の豊かさに驚いたのです。まずは北前船の交通の要衝だったことが文化の交流にとって基本的な条件だったと考えられますが、そこに流人として順徳天皇、日野資朝、世阿弥、日蓮など京を中心とした文化人がやってきて文化を根付...

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